投票に行こう!! 投稿者:51歳のオヤジ 投稿日:2007/01/08(Mon) 12:18  No.245   [返信]
 本来なら、政策が出揃ったところで、一気にヒートアップする政策論争が今回は、全く逆。お蔭で、思いっきり、盛り下がった選挙戦になっている感じが有ります。
 そのため、今回の選挙は投票率が気になります。周囲の声を聞いても「政策論争になると思っていたのに、どの候補もランドマークを打ちたてることができず、すべからず平坦な政策ばかり…」といった声が主流。昨年の12月中旬まであった、「今度の知事選は将来の岐路になる…」という緊張感も、いつの間にか消えてしまいました。
 最初に政策を発表した横内さんに、ヒステリックな仲間うちの批判が噴出したのも、政策論争になる、という支持者の危機感からだったと思います。結果的にはどの候補も注目に値する大胆な政策が出せず、その心配は杞憂に終わったのですが…。しかし、期待して身構えていた県民も同時に腰砕け的になってしまい、盛り上がりに欠ける感じがあります。
 もし、横内さんが何か大きなタイトルをつけた総合的経済構想を打ち出していたら、今回は圧勝だったという気がします。最近になって、かなり経済対策にシフトした話が聞けるようになり、「さすがは…」という声が聞けるようになりましたが、なぜ最初からそうしなかったか…は、未だに疑問です。
 知事選が、告示になってから話題にならないと言う不思議現象??こうなると、事前アンケートで優位であっても、いざ、投票行動となると組織票の手堅さがモノをいいます。それでは、この閉塞感がまた4年も続くことになる。山梨は冬眠し続けるしかない。
 ”皆さん、投票に行きましょう!!”の声を大きくしましょう!そして、何とか、新しい山梨の行く道を開きましょう!!
   Re: 投票に行こう!! 投稿者:山梨評論 投稿日:2007/01/08(Mon) 14:54  No.246  Home
51歳のオヤジさん、当方は各候補の提言を見ていて、共産党さんやリセット山梨さんの言っていることは、現県政が期待している組織票を崩しているのでは無いかという気がしているのです。

例えば会社員の方々、組織の中にあって会社を守る(=自分を守る)には上から指示された通りに投票するのがこれまでの役目、それはそれなりに成功したのでしょう。

しかし、今回政策論争以前の問題として指摘されている山梨衰亡の原因と現状は、このままでは会社すら守れないと気付かせているはずです。これまでの自分達の成功が、山梨全土の衰亡の原因だったことを他県の事例からも知ったはずです。
日本全国、山梨の外の世界が、現状路線維持では山梨はどんどん衰えるように動き出していることに、反対候補の説明から気付きはじめているはずです。

争点が無いのではなくて、組織のなかの自分のあり方について、有権者の皆さんは今回初めて痛感している、それが最大の争点です。争点は有権者自身の中にあります。

NHKが全国に向けた国民的大河ドラマの主人公は今なぜ山本勘助であるべきだったのかという事は重要です。
単なるご当地観光ドラマだと思っているなら山梨は再び勝頼の道をたどる。道州制でもう一度甲府勤番の時代になる。

山梨県民の皆さんは、大きな歴史の流れの中にある自分を感じつつ、今回の知事選を迎え4候補を見ていると、当方は思っています。
昔ながらに組織票が強いと思い込んでいる、メディアもそう報じるなら、それこそが山梨滅びの笛を吹いている事になる。
   Re: 投票に行こう!! 投稿者:51歳のオヤジ 投稿日:2007/01/08(Mon) 17:18  No.247  
>>争点が無いのではなくて、組織のなかの自分のあり方について、有権者の皆さんは今回初めて痛感している、それが最大の争点です。争点は有権者自身の中にあります===

 さすがの分析、山梨評論さんのおっしゃる意味は良く理解できますし、私も実際には強くそう思います。ただ、そう感じている人は一部の知識層。ソコが、起点となって何処までその感じ方が拡がりを見せるか、だと思うのです。
 例えば、このほど、横内さんは「知事になったら、自分の退職金は返上…」という発言をなさっています。このようなことは、かつての選挙戦では拍手喝采を浴びたかも知れませんが、今回は冷ややかな反応しかありません。『何だ、そんなレベルでしか県政の改革を考えていないのか?違うだろう?もっと根幹的な構造改革と、論理的・現実的・抜本的ビジョンを持たなければ今の山梨は救えないと思うが…?』という漠たる思いが県民を支配しているからだと思われます。
 その意味では、山梨評論さんのおっしゃることはまさに図星、ぜひその方向で展開して欲しいモノです。ソコに、自ずと現状に対する批判的票が発生するからです。それはどの候補に優位に働くかと言えば、少なくとも現職には働かないと思われるからです。ココでは、たまたま横内さんの退職金発言を例に取り上げましたが、現職の発言にはもっとはるかに多くの『馬の鼻面にニンジン』的政策が見受けられます。今や、選挙民はそんなにバカでは無いことを信じています。
 問題は、共産党さんやリセット山梨さんの言っていることは正論であっても、また、それに賛同する声が現実的選択として横内さんに向かったとしても、この盛り上がらない空気は<諦念>となって、投票行動を支配しは、しないか??という疑念が拭い去れないのです。
 確かに、これまでの枠では囲い切れない構図が、あるいは流れが出来つつあることは確かです。それは、12月中旬までは私も強く感じていたことです。しかし、ココに集っていた多くの投稿者さえ、すっかり鳴りを潜めてしまったことでも解るように、今の空気は知事選真っ只中にしては異常なモノを感じます。
 山梨評論さんの意見を拝見し、私としても意を強くしています。ぜひこの想いが杞憂に終わることを祈っています。管理人さんや選対の方の意見も聞きたいモノです。
   Re: 投票に行こう!! 投稿者:管理者 投稿日:2007/01/10(Wed) 10:16  No.248  
51歳のオヤジ様、山梨評論様、ありがとうございます。
お二方の真摯なやり取り、敬服いたします。

>>争点が無いのではなくて、組織のなかの自分のあり方について、有権者の皆さんは今回初めて痛感している、それが最大の争点です。争点は有権者自身の中にあります===

まさにこの言葉が示している通りです。
現職は前地位の地の利を生かし、「自治会選挙」と言う手法で攻めてきている様に聞いています。
それでは地域エゴだけが候補者の特定条件になってしまい、県土全ての利益と言う視点からは遠くはづれてしまいますね。
まさに「死に体と化す地方主権の現実」です。
誰も破産自治体には住みたくないし、なりたくもない。
盛んにテレビなどで取り上げられている「夕張市」の新年行事が、自ら暮らすこの地域に該当してほしくない。
そんな心は持っているでしょうに、それを表現できず、流されてしまう。
実に怖い心理です。

管理者もそのあたりは警鐘を鳴らしつつ注目しています。