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公開質問状

 
みのぶ緑と清流を守る会 御中

公開質問状送付についてのお願い

謹啓 早春の候、貴会の皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

 「みのぶ緑と清流を守る会」の皆様の地域の安心、安全を守るために日頃より活動を続けていることに心より敬意を表する次第です。

 私たち「ふるさと山梨を考える会」は、山梨に暮らす県民として、山梨の将来を考え県民の視点で行政を検証し、提言をするなかで“誇れるふるさと山梨”の実現のために設立した団体です。

 今から2年前の山梨県知事選挙に際して、

 この3点を山梨県が抱える問題点として検証し、当時(平成18年)の山本栄彦知事に質問状を提出いたしました。山梨県からの回答に疑問を抱き、その後も検証を続けた結論は、山梨県の抱える課題に正面から取り組み、元気な山梨へ立て直そうという熱意のある人に、山梨県を変えてもらいたいと考え、横内正明氏に出馬をお願いし、平成19年1月に横内正明知事を誕生させることができました。

 横内県政の任期が、折り返しの2年を過ぎました。横内県政は、この2年間に公約の中部横断自動車道の県費負担を国交省と掛け合い150億円の減額を実現しています。

 私どもは、山本県政の検証時に明野最終処分場と民間事業者による身延最終処分場についても勉強会を行い、その後も引き続き検証を続けました。平成20年12月の県議会本会議で内田健県会議員が質問をした内容の通り、明野最終処分場は、当初の計画が大幅に変更され巨額な赤字が発生するのではと懸念しています。

 最終処分を県外に依存している山梨県には、最終処分場は必要な施設です。しかし、「山梨県の最終処分場行政はこのままでいいのか」という検証を踏まえて、民間事業者による身延最終処分場についても検証を続けていきたいと考えております。

 「みどりと清流を守る会」の皆様は、地域住民の安心、安全を守るために最終処分場建設反対運動に日夜奮闘されております。しかし、貴会のホームページや会報を拝見すると、その反対運動の根拠が、私どもの調査と若干異なる見解も見られました。私どもは、身延町住民の皆様が正しい情報や最終処分場についての正確な知識に基づいてこの問題を判断しているのかどうか、事実を誤認したままで判断を下すことは、結果的に身延町の将来のためはならないのではないかと考えております。

 つきましては、私どもが調査した内容と異なる部分につきまして、ご質問をさせていただきたく別紙の質問状にご回答いただきたく、お願い申し上げます。

 なお、この質問状の内容と貴会からの回答は、私ども「ふるさと山梨を考える会」のホームページに掲載する等、公開のものとさせていただきますので、どうかご協力を併せてお願い申し上げます。
 最後に、貴会のますますのご活躍を祈念し、お願いのごあいさつに代えさせていただきます。

平成21年3月吉日
ふるさと山梨を考える会
代表 溝口 秀男
公開質問状

貴会「みのぶ緑と清流を守る会」の会報に掲載されております内容について下記の通りにご質問させていただきます。なお、質問にはお答えいただける範囲でご回答をいただきたく、よろしくお願い申し上げます。

質問1.最終処分場の放流水の河川への影響について
建設予定地は、水源涵養域で200メートル下流には集落があり、常葉川から「町営水道・簡易水道」と農業用水が取水されているということですが、この取水口は、建設予定地からの放流水が、常葉川に合流する地点から上流か下流か、どちらにあるとお考えですか?
質問2.予定地の地層及び構造物の安全性について
地質調査で、現地周辺に5本の断層が確認されているということですが、調査方法及び調査資料があればお示しください。
質問3.最終処分場による地下水汚染の危険性について
地下水が汚染されると、断層により常葉川だけでなく三沢川、久那土地区まで被害が及ぶと主張されていますが、地層は岩盤で断層は無いとしたなら、その場合に被害は、どのようにお考えですか?
質問4.地域住民の生活環境への影響について
埋め立てた廃棄物から有害物質が飛散する可能性と成分について、どのように考えていますか?また、埋め立てた廃棄物から発生する有毒ガスとは何でしょうか。
質問5.公共と民間の最終処分場の違いについて
平成18年に法令が改正されてから建設された最終処分場において、公共による処分場と民間事業者による処分場に、安全性をはじめとした違いがあるとお考えですか、違いがあるとすれば、どこが違うのですか。
質問6.最終処分場の必要性と地域貢献について
最終処分場は、山梨県に不要な施設とお考えですか。
質問7.最終処分場設置事業者の適性について
前回の知事選時に、株式会社山の都は、暴力団と関係がある企業だという風聞があった事をどのように考えていますか。また貴会のホームページで株式会社山の都と同じ代表者の中部クリエイト事業団についての記事をなぜ掲載中止にしたのですか?
 以上、ご質問をさせていただきます。

※誠に勝手なお願いではございますが、平成21年3月  日までに同封の返信封筒にてご返送くださいますようお願い申し上げます。