ふるさと山梨を考える会
Think about our Yamanashi

富める山梨へ再チャレンジ

横内正明政策提言

平成18(2006)年11月29日
 
はじめに

山梨に寄せる「私の想い」

 「田園将(まさ)に蕪(あ)れなんとす」とうたい、中央官庁を辞して故郷に帰ったのは中国の詩人・陶淵明(とうえんめい)でした。田園がまさに荒れ果てようとしている。陶淵明の心境は今の私の心に重なります。故郷が荒廃しようとしているのを見捨てておけない、子孫に安心して暮らせる故郷・山梨を残したい。その思いから私は、もう一度立ち上がろうと決心しました。そして私は山梨を変えます。

〈再チャレンジ決断の理由〉

 私が、熟慮に熟慮を重ね「知事選に再びチャレンジする」ことを決意したのは、さまざまな生活現場から、「このままでは、山梨は駄目になってしまう。県政の流れを変えてもらいたい。」という声を聞かされたからであります。
 子や孫に大きな借金を残してはならない。県民からの尊い税金を、不要不急の事業に投資すべきではない。山梨の経済沈下をこれ以上見逃せない。
 これが、私が「決断」した最大の理由です。

〈なぜ今、富める山梨なのか〉

 本県は戦後、「富める山梨」をスローガンにして、豊かな郷土づくりに県民をあげて取り組み、大きな成果を上げてきました。
 しかし、県内経済の長期停滞、県財政の悪化などにより、県民の豊かさへの実感は、すっかり薄れてしまいました。
 他方、経済的な豊かさと同時に心の豊かさや環境の豊かさを求める県民の声は、高まっています。
 今こそ、県民の総力をもう一度結集し、真の豊かさを実感できる「山梨再生」が、県政のトップリーダーに求められています。
 「富める山梨へ 再チャレンジ」し、山梨を変えることが私の切なる願いです。

〈なぜ「ほっとけない」のか〉

 山梨県の「借金 1兆円」を、これ以上膨れ上がらせてしまってもいいのでしょうか。88万県民一人当たり113万円の借金です。元気な産声を上げて今朝、産まれた赤ちゃんにまで「113万円」もの借金が振り掛かってくるのです。
 このような借金をストップさせ、さらに減らして行くためには、ムダな支出を徹底的に削減する必要があります。同時に、産業経済の活性化に取り組み、税収の増加を図らなければなりません。「成長なくして県財政の再建なし」なのです。

 中部横断道の「新直轄方式の県民負担額180億円」についてもムダな支出です。
この道路は、東名高速道路と中央道を結ぶ重要な道路ですから、山梨県民だけではなく全国民が使います。静岡県側の負担はゼロなのに、なぜ山梨県だけが負担をしなければならないのでしょうか。県民がもっとも望むことは、負担をできるだけ少なくし、一年でも早く完成をさせることであります。

 甲府駅北口に県が建設を計画している「新しい学習拠点施設」は、230億円ものムダな「箱もの」です。この施設には、図書館のほか500席のホールと物品販売施設などを備える計画です。山梨らしさを備えた図書館は必要ですが、500席のホールは、近隣に県立文化ホールや文学館などの同規模のホールがあるため、不要な施設です。また、物品販売施設などは民間を圧迫する以外の何ものでもありません。

 今、日本は「いざなぎ景気」を超える戦後最長の景気回復下にあります。しかし、景気回復の基調から山梨は取り残され、大部分の中小企業が不況に喘いでいます。地価も、14年連続で下落しています。株価が会社の価値と期待度を示すように地価は、その地域の価値と期待度を示します、地価の下落は「山梨県が将来の発展を含め期待されていない」ことを示しています。山梨は東京に近いという有利な立地条件と可能性をもちながら、それを十分に生かしきっておりません。

 また、同じ中央線沿線都市の八王子、立川や松本が順調に発展しているのに比べ県都甲府の中心部の低迷は目を覆うばかりです。

 今の県政をほっとけないとする理由を簡単に述べさせていただきました。
 私は、これらを解決するため、県政推進の基本理念を掲げ、次の7つの宣言をします。
これらの宣言は、県民のみなさまにご覧いただける、私の具体的な政策提言です。
 山梨県の将来を見据え、豊かさを実感できる山梨再生に向けた決意の証です。
 どうぞ、ご一読ください。
政策提言ホーム
はじめに
基本理念
7つの改革
大胆改革宣言
トップセールス宣言
安心・安全県宣言
教育力向上宣言
美の郷 宣言
いやし日本一宣言
交流拡大宣言
ホームページ
戻る