ふるさと山梨を考える会
Think about our Yamanashi

第一回勉強会

開催・平成18(2006)年6月11日
 

山梨県のポジション

地方分権が進む中での山梨県の未来像は?

 地方分権のメリットを挙げるならば、その最大の魅力は、各地方がその地域の市場にあった適切な業務を行うことができること・・・確かにその通りである。

 地方分権を進めると地方の権限が強化され、地方の事を地方で行うことができる。地方の方が、住民ニーズを把握しやすいので、よりニーズにあったサービスが提供出来るからである。

しかし、良いことばかりなのだろうか。国が、地方分権を推進する一番の目的は、国の財政難の回避である。そうでなければ、既得権益を命の次に大事にする国のキャリア官僚が、自ら権限を喪失する地方分権を進めるはずがないのである。

 地方分権21世紀ビジョン懇談会(竹中総務相の諮問機関)の最終報告案によればなぜ今地方分権か・・・対し「国も地方もともに歳出改革を断行し、持続可能な財政システムをつくりあげること」としている。つまり、国の財政健全化のために補助金や交付金を減らす代わり、税源移譲するから、後は自分(自治体)でちゃんとやってくださいね・・・ということである。

税収で見ると、これまで、東京や神奈川・愛知など税収の大きい地域で得た税金が、地方に分配されていたが、コレが少なくなり、独立採算的要素が強まることになる。税源移譲は、地方交付税の削減とイコールである。同時に体力の無い県では収入の総額が減るという事に他ならない。簡単に言えば、東京や名古屋などの体カのあるところにとってはいいが、税収の上がらない地方にとっては収入が滅り、厳しい運営を余儀なくされるということでもある。

 従って、今までの住民サービスを受けようとすると、住民税負担増は避けられない。その意味で、地方の自由度が増すということは、地域格差が強まるという現象に直結する。

投資的経費や、建設事業費や土木費が日本一の山梨県は、どうだろうか?これからは、寸分の狂いも許されない舵取りの難しい自治体運営を迫られる。そうしなければ、地方債は増える一方となり、かつ「デクシア」のような世界最大手の地方自治体向け金融機関から、融資を受けなければその調達すら難しくなろう。市町村合併が進み、本格的な『地方の時代』を迎えた今、正しい道に誘う知事や首長の選任をする事が、風光明媚なわが郷土に住み続けることができるかどうかの選択でもある。

そんな中、全国的に見て、もしくは首都圏150キロ圏内にある10都県の中で今、我が山梨県はどのような位置にあるかを検証して見たい。

首都近隣県では最低の県民所得

※望月県政下では全国11位にあつた県民所得が2002年現在全国31位迄大幅ダウン。首都圏近郊1都9県で比較すると次のようになる。

東京都= 1位(4,080千円)   静岡県 = 3位(3,221千円)
千葉県= 5位(3,070千円)   神奈川県= 6位(3,062千円)
栃木県= 7位(3,044千円)   群馬県 =11位(2,909千円)
茨城県=12位(2,902千円)   長野県 =20位(2,781千円)
埼玉県=26位(2,659千円)   山梨県 =31位(2,565千円)

このうち埼玉県の県民所得が低いのは東京都のベッドタウンであるため若年流入人口が多い事が原因。

山梨県予算の歳出費割合の全国順位と経済指標値全国順位

県債発行残高は平成16年度で約9,360億円・毎年増加の一途

就労人口一人当たり約200万円、県民一人当たりだと100万円以上

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